書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

解釈が変わるかもと意識しておく

高校生の時から大好きで、シーンや台詞も、完璧とまでは言わないまでも、ほぼほぼ覚えているし、今でも年1,2回、BGM代わりに流すように見ている映画がある。

先日乗った飛行機のサービスでその映画があったので、暇つぶしにぼーっと流していたら、今まで意味がないと思っていたあるシーンが、意味を持ったシーンだと解釈ができることに気が付いてしまった。大して意味のないシーン、流れでそういう脚本になっているんだと思っていたけど、流れで入れたシーンではなく、意図した必然のシーンなんじゃないかと気が付いた。本当に監督がそういった意図を込めたのかはわからない。それなりに有名な作品だけど、ファンが熱心に語る作品でもないので、ネットで調べても真偽はわからないし、深く調べようとも思わない。

ただそう解釈できるなと、その作品を30年も前から見てきて、自分の持つ解釈が間違いないと思い込んでいた自分にとっては、違う可能性があるかもと気が付けたことに、物凄く驚いた。

 

普通、最初に受けた自分の印象、そこからの解釈は正しいと信じ続ける。一度そう判断して、そこから続く発言や行動をしたら、遡ってあれは正しかったのかとか、事実だったのかとかあまり考えない。

でもその解釈でよかったのか、正しかったのかと、頭の片隅でいいので留め置いておくことは大事なことだと思う。そうしておくことで、何かの拍子で、今までと違った、変わった解釈を持つきっかけを持てるかもしれない。結果、大事な何かに気が付いたり、何かをやり直すきっかけになったり、縁が切れた誰かともう一回縁が繋がるかもしれない。

 

自分にとって大きな出来事だったと思えることに関しては、あの解釈でよかったのかと、今もそれで間違いないと言えるのか、たまに振り返る機会を持ってみようと思う。思いもよらぬ形で、後で解釈が変わる、そこから先の人生もまた変わるかも。

 

そんなきっかけがないより、ひょっとしたらあるかもと思える人生の方が楽しい。