書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

ノートに書き殴る

書くってスマートな事じゃなくて、格闘みたいなものに思える。書き切って穏やかになることはあれど、穏やかな気持ちでは書けない。書くと書いたけど、PCやスマホでタイプする事も含めてそう。

 

ノートにボールペンで書く時、気分が乗っているし、早く頭の中を書いて吐き出したく、雑に流れるように書き殴る。誤字脱字は勿論、文章自体破綻しているかもと思いながらも、吐き出し、書き出しを優先。書いた瞬間、その単語は忘れ去る様、むさぼるように書くから、書いている時に間違いとか気にしないし、そもそも気が付かない。

ちょっと時間を空けて、書いたそれを眺めた時、ようやく誤字脱字やら文章の破綻の度合いやらがわかる。大凡の意味は分かるけど、文章として見た場合なってなかったりする。大凡わかるのも、書いて「しばらく」した後に見ているからで、これが2,3日空けるとわからなくなる。生きてると毎日色々あって、感情や思考も揺さぶられるので、書いた当初はあれだけの衝動があったのに、あっけない程に忘れている。書いた今この瞬間から、忘れていく。

忘れる前に、あの時の自分の気持ちにもう一度戻って、書いた時の自分と対話するよう、元のそれを書き直したり書き加える。まだ少し、その文章を書いた熱さが残る中、冷静にそれに突っ込みながら、書き直し書き加えているので、自分が納得できる、意味のあるものを新しく文章に出来ている。他人に見せる事が出来るかどうかは別として、ようやく後に残せる文章になる。

意味のあるものになれば、後々何時読んでもそれなりに振り返る事が出来るし、何度でもその事について考え直すこともできる。時には後になってからこそ、違う解釈を出すことができるようになる。

 

書くって口語とは違って形が残る。一発で綺麗な形のものは出来ない。最初に吐き出し書き出し、必死に作った文章は いびつ な形をしている。ただ いびつ ながらも、どう加工し、どう直せば後に残せる文章になるのか、そのヒントもちゃんと見えている。そのヒントをもとに、形を整えて残せるものに書き上げる。

何かを書くなら、一度、吐き出し書き殴り、その後、書き直し書き加える事で、初めて意味があるものが出来るように思う。一発で書いて表現できるほど甘くない。

 

書く事は格闘だと思う。だから何時もノートに書き殴ってる。