書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

めくる癖

良い事であれ、悪いことであれ、物事って片面だけでなく必ず裏がある。良いことの裏は悪いことで、悪い事の裏は良い事。どっちかの一面だけなんてありえない。古典中の古典な教えでもあるけど、それは本当のことだと、今までの人生経験で言い切れる。めくったら、もう片面がある。

 

どれだけ好きなものを手に入れようが、対価としてお金は減る。タダで手に入ってても、後に金以上の対価を払わないといけない事になりがち。好きな人と付き合えても、失う怖さがそこから生まれる。いざという時の絶望感のエグさよ。仕事で大きな成功をしても、次からは期待が上がって苦しくなる。それ以上の成功を収めないと褒められない。

手に入れられなくても、憧れる気持ちを持ち続け、希望を持ちながら生きることの方が幸せかもしれない。手に入れたら入れたで、「あれ、こんなもんだったっけ?」って、冷めた経験は幾らでもある。振られたからこそ、もっともっと自分に合う人と出会う、マッチングのガチャガチャを回そうとも思える。当たりが出るかは別の話。仕事で大失敗したとしても、悔しさと学びで、もっとデカい仕事で最高の成果をだせるかも。失敗のマイナスが大きい程、成し遂げた感は自他ともに大きくなる。大変お得。

 

起きた事実からは逃げられない。でも事実の受け入れ方は二通りある。表と裏の二通りあって、一面しか見ない人生は薄い。もう片面、めくって裏も見たい。特に辛い時はめくりたい。起きた事実の一方の面だけを受け入れて、凹んだ気持ちで生きていくより、それを埋める真逆の面も受け入れる方が自分に優しい。

悪い面、辛い面の時は、ショックでその面でしか考えられない、もう片方の裏の解釈をするには時間がかかる。それはしょうがないにしても、最初に受けた面の裏には、反対の面がある。絶対にあることを忘れない。最初の面だけでない、めくる癖と、もう片方の面を語ることのできる、無理くりの想像力を養っておく。

 

絶望する機会が、随分減る筈。