書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

頭のいい人

地頭があまり良くないから、「頭のいい人」としゃべる時には、結構なやり取りになる時が多い。向こうは当たり前と思っている単語や知識がわからないので、スムーズに話が進まない。やり取りの道に段差がある。段差で都度立ち止まる。段差を砕くために、何度も聞き返すのやり取りが続く。人によってはイライラしてくるのか、最終的にあまりいい雰囲気で終わらない時もある。場の空気に耐えられなくて、理解できていないのに、理解できたフリをして会話を終わらせないといけない時もある。何のための時間と労力だったんだろうと疲れ果てる。最悪、相手に対してあまり言いたくない感情まで生まれる。

その「頭のいい人」の中でも、やり取りの段差を意識しない人がいる。話す前か、途中でもかなり早い段階で、同じ感覚で話せば生まれるであろう段差を理解している。段差も、砕き過ぎるとへりくだるように嫌味に感じるけど、ちょうどいい塩梅で砕いて、見事に舗装してくれている。舗装がスムーズ過ぎて、よく考えたら凄く為になる知恵や教えなのに、その凄さが強調されず、スッと入ってくる。

相手に合わせて滑らかに会話の道筋を通してくれる。自分と頭の程度が同じだと勘違いさせてしまうほどで、頭の良さを気が付かせない。回りに頭がいいと意識させないから敵も少ない。本当の意味で頭がいい人って、こういう人を言うんだろう。

 

多分、気が付いていない頭のいい人が周りにたくさんいる。そういう人に知らずに助けられてる。そんな頭のいい人に憧れるし、少しでもそういう人達に近づけたらと思う。