書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

普通の人

某ファーストフード店に深夜晩御飯を買いに行った時、若い男性の店員が対応してくれた。

アルバイトで大学生っぽい。初々しい、働き始めて間もないと言うことが、全身から溢れ出ていた。そして漂う雰囲気から、悪い奴という感じでもなく、真面目過ぎる奴な感じでもなく。接客の様子や所作を見ても、頭がいい奴には見えなく、かといって頭が悪そうな奴にも見えなく。本当に普通の青年、普通の人という感じ。

 

普段忙しい日常を過ごしていたら、特別素敵な人とか酷い人は記憶に残るけど、普通の人って残らない。でもこの彼は、自分の中の「普通の人」と特別意識させる位の普通さがあった。

 

彼を見て、人には優しい気持ちでいようと思った。多少の何かがあっても、許そうという気持ちになった。人も社会も優しくあるべきと思ったし、少なくとも自分はそうしておきたいと思えた。

アルバイトだろうが正社員だろうが、社会に出て、初めて金銭をやり取りする立場になった時に感じる、仕える側に立った時の厳しさや悔しさ、それ以上のものをもたらしてくれるであろう、楽しさや嬉しさを考えたらそうしようと思えた。

 

特別な人だけでは無く、普通と思える人と接する事で何かを感じる事の出来るセンスを持ち続けたい。普通の自分だからこそ、普通の人から、人としての優しさを未だに学び、気を引き締められてる気がする。

 

今気が付いた。

多分彼は30年前の俺だわ。