書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

事実と主観

悪意のある相手は、何らかの事実に、相手が押し付けたい印象を乗せてこちらに投げてくる。

 

例えば「何々を失敗しただろ。それはお前がどんくさいからだ」って言われたとして、失敗したのは事実としても、どんくさいかどうかは別。たまたま他の事に注意を削がれていたとか、どうしても気が付けない、やむを得ない落とし穴があったかもしれない。そのどんくさいは、あくまでもその相手の「主観」からの印象で、「事実」とはまた切り離されるべきもの。ただのあなたの印象であり、あなたの感想ですよねって。

なのに、事実の上に印象を乗せられると、スルッとそのまま自分に入ってきやすい。マイナスな事実の時は特にそう。事実は受け入れないといけないけど、悪意のある人間は、そこに巧妙に相手の主観を付随させて、事実込みでそれを認めさせようとしてくる。

事実は事実、主観は主観。冷静に考えればわかるけど、その場で切り分けるのは難しい。最初から陥れようと計画的に来られると、パニックになってそのまま受け入れてしまいやすい。気が付かないうちに、事実と悪意のある主観をセットにされ、受け入れさせられてしまう。自分と相手だけならまだしも、回りを巻き込んでレッテルを貼られてしまったら、目も当てられない。

やり取りの中、何らかの違和感を感じたら、それが事実とセットで、相手が印象の押し付けを仕掛けてきていると、少しでも気が付けたら、事実は事実で区切り、後は相手の感想と頭の中で唱え続ける事。立場の違いや、性格のせいでその場で言い返せなくても、頭の中では別と唱え続ける。真面目な人ほど、麻痺して悪意のある相手の、主観からの印象を自然に受け入れてしまう。そんなのは受け入れない。

 

事実と主観をちゃんと切り分けれれば。

実際やるのは、とても難しいんだけど、諦める訳にもいかない。