書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

価値感=物語

「どの物語が役に立つかは、何を問うかで決まる」という言葉をある本で見て、それ以来、自分の中の信条の一つにしている。

 

ガチガチの一つの価値観を貫き通すのも悪くないし、筋を通した人生だからこそ、成功も失敗も、どちらも気持ちよく受け止める事ができるのかもしれない。

ただ世の中、それだけで気持ちよく生きれるほど単純でもないし、一つの価値感、どストレートな不器用さを、回りが受け入れてくれるかどうかは、本人の個性や雰囲気、その場の状況含む、回りの人との関係性にも左右される。複雑な世の中と周りの環境を考えたら、一つの価値感を貫き通すことを否定はしないけど、色んな価値観を持っておくのも悪く無い。政治でも、右か左か真ん中か決めて、どんな問題でもそれだけで判断するより、個別の問題によって、どの価値観を当てはめるか、考えた方が良いのと同じような感じだと思う。

 

価値感とは物語で、その価値観を信じ、持つに至った流れがある。きっかけや経験や納得があって、一つの物語としてまとまっている。読書やそれ以外の学びで知った、理屈で固まった物語もあれば、ただ経験だけ、「昔バチが当たったからこうする」とか、信仰の類の物語もあるだろう。多くの価値観=物語を自分の中で持っておけば、問う何かに対し、より良い生き方が出来る可能性が上がる。多くの物語を持つのは手間かも知れないけど、人生豊かに生きるには必要なコストなのかとも思う。

 

出来るだけ多くの物語を読んでおきたい、多くのを経験しておきたい。本を読んだり経験したり、誰かに語ってもらいたい。そうやって知った物語を、一旦自分の中に入れ、自分の物語として改めて書き示しておきたい。読んだ内容、経験した内容、聞いた内容とはまた違う物語になって、それが自分のオリジナルの物語=価値感になっていく。

 

自分の物語も、誰かの価値観に影響を与えられたらうれしい。