書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

あまり信じ過ぎない

何かを信じることはとても大事なことだけど、その程度に気を付けたい。

あまり信じ過ぎると、その信じている価値観以外の人や物に敵意を持ってしまう。

 

何かを信じることと、それと違う価値観を否定するのはまた別のこと。違う価値観も並行してあって、違う価値観を尊ぶ人がいていい。自分は自分、人は人でいい。

でも信じることに対して思いが強すぎると、その価値観以外を認める事が出来なくなる。自分が信じことが全てとなって、それがどんどん進むと、次第に違う価値観を否定に入る。最悪それは敵意になる。

信じる度合いが強くなれば、それが自信となり、余裕が出てくると思っていたけど、意外とそうじゃない。信じ過ぎて、違う価値観を持つ人に攻撃的になる人を沢山見て来たし、自分自身も、今になればそうだったなと思えることが幾つもある。

 

自分の中でずっと変わらない価値観もあれば、年を取り、更に経験を積み、社会に対する立場が変わるのに合わせて、変わる価値観もある。

信じてきた価値観を変えるというのは、過去を否定する事になるのではと不安になる。信じていた度合いが強ければ強い程、新しい、違う価値観を認めるには勇気がいる。それが怖くて、薄々もう気が付いてるのに、自分に合っていない古い価値観にしがみ付く。価値観は自分が望んで選ぶものなのに、合っていない、今の自分にはもう古い価値観に合わせて、自分を偽る。更に取り繕うため、その違う価値観にのめり込んでいく。

たまに意識して、信じている価値観が、今の自分に合っているのかと確認をしたいけど、信じ過ぎてしまうと、自分と価値観を素直に問い直すことが出来ない。

 

何かを信じるときは程々がちょうどいい。対立する意見や考えや価値観の人に対してだけでは無く、自分自身の為にも、信じる気持ちは程々が良い。何かを信じるのと同時に、信じている価値観を疑り続けることも意識したい。


結局何事も、程々に信じて、程々に疑うような人生が、一番賢い生き方なのかもと思う。

わかっていても、それが難しい。