自分の為に優しくなれる

不安な気持ちで心揺さぶられ、脆く弱い人間だと自覚もさせられる時がある。

そういう時は、何時も以上に人に優しく接するようにしている。プライベートでも仕事でも、赤の他人相手でもそう。道が分からない人への声掛けとか、普段以上に積極的に出来ている。不安で弱っている度合いが高い程、より意識して人に優しくなれている。意識して、何時も以上に優しくなので、演技のように思わないでもないけど、演技とは言いたくない。仮に最初は演技だとしても、直ぐにそれは演技からのものでもなくなる。

不安で弱っている時程、人に優しくされたい。優しくされて癒されて、弱っている状態から自信を取り戻したい。そんな状態だからこそ、優しくできる自分を演じる事で、まだ余裕があると確認したい。余裕があり、誰かに優しく出来る自分を自ら褒めてやりたいし、励ましてあげたい。

誰かに優しくすることは、誰かと同時に自分にも優しくするということ。不安な気持ちの自分を、自ら癒やし、自ら励ましている。優しくする誰かは、俯瞰して見た自分も兼ねている。誰かは自分で、自分を助けて、自分も助けてもらえてる。

自分の為だから人に優しくなれる。人に優しく接するのは、自分の為。