話の中身に興味があれば、話は面白くて当たり前なんだけど、中身に大して興味は覚えなくても、面白い話をする人がいる。
そんな話をしてくれる人は、どれだけ熱中して興奮して話をしていても、聞き手の事を考えてくれている。話して伝えたい事を俯瞰しながら、常にこちらの反応を見て、伝えたい事のパーツを都度組み合わせて、それをどのタイミングで出せばいいか、ちゃんと考えている。中身がこちらに伝わるよう、意識しているかしていないか、聞いている方はわかってる。誤魔化せない。話が面白い人は、それを意識してると伝わってくる。
話の中身が面白いに越したことはないけれど、極論を言うと話の中身なんてどうでもいいのかもしれない。本当に話が面白い人は幼稚園児相手にウケるし、自分と同年代の人にもウケるし、年上にもウケる話ができる。本当に面白い人は、誰に何時どんな話をしても面白い。
面白い話をする人の条件は、喋りが上手い下手じゃないし、会話のテクニックを駆使するしないでもない。話をする事に真摯に向き合う人で、聞かせる人に対して真摯な人。
誰かに話を振るのなら、そういう態度でいたいと思う。