書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

日記の違和感

15年以上、毎日日記を書いている。今日の出来事とか考えた事に対して、感想や感情をあれやこれや書いている。誰に見せるでもないので、自分の思いを正直に、思い切り「内」を吐露しながら書いている。

定期的に日記を読み返すと、今現在の自分が感じる感想や、沸き起こる感情とは違う事が書いてある。勿論、まるっきり違う訳では無いけど、仮に今書き直したとして、100%同じことを書くかと言えば書かないし、書けもしない感想や感情が書いてある。書いた当時、絶対だと思い、感じた事を書き残したのに、今の時点だとちょっと違ってる。でも違いを感じる事に意味を感じるし、大事な事だと思う。

過去書いた日記を読み返した際の違和感は、自分の感想や感情が終始一貫変わらない、唯一絶対のものでは無い事を教えてくれる。嫌な想い出も、必要な事だったと受け入れられるものに変わったり、良い経験だと思っていたものが、今の時点だと意外な形で自分の足を引っ張っていたと、気が付けたりもする。

時間が経てば見方も変わり、感じ方も、受け取り方も変わるかもしれない。一度感じたそれが絶対という事ではない。

なんか一貫性が無いような気もして、過去の日記に違和感を感じる事に対して、あまり良い気をしてなかったけど、最近そうでもないと思えるようになってきた。生きていく以上、自分の持つ様々な価値観は色んな刺激を受けるのが普通だし、時にそこで価値観が変わったりもするはず。なので過去の日記を読んで、違和感を感じない方がひょっとしたら残念な事なのかもしれない。

変わってもいいし、変わる事を認める。それが出来たなら、生きるのがちょっと楽になるような気がする。