書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

四角い地図

自分と繋がってくれている人達との関係を考える際、自分を中心にした四角い地図みたいなものを思い浮かべる。俯瞰してその地図を見て、ど真ん中に自分を置いて、そこからどれだけ離れた所にその人を置くかを考える。

家族とか価値観による繋がりとか、趣味の繋がり、仕事の結びつきとか、そういう繋がり、括りの集団があるけど、その位置をざっくり決めて、更にその中の、どの辺にその人がいてくれているのかを考える。繋がってくれている人同士の繋がりも考慮するので、その人達によっては塊で位置を決める。

今この人は、四角い地図上ではこの辺だなと、自分との距離を詰めたり離したりして、地図上の位置を見直している。円を描くような感じで人を置くけど、よく会う人だから地図の中心に近いという訳でも無いし、全然話をした事が無くても、私淑の人、メンターのような人は、凄く近くに置かせてもらったりもする。最初は仕事の括りだったけど、今は友人の括りに近いから、円での距離は同じでも、違う集団に寄せたりもする。

何年も位置が動かない人もいれば、開くたびに、大幅に近くなったり遠くなったりする人もいる。気が付いたら地図から消えている人もいるし、新しく入ってくる人もいる。全体としては、そんなには動かさないけど、だからと言って全く動かさない人も殆どいない。

 

繋がってくれている人はみんな大切な人なので、その人を自分の地図の中で何処の位置に置くのか悩む。自分の中の地図なので、近くに置こうが遠くに置こうが自由な筈だし、可能な限り自分の近くに位置に置きたいけど、やっぱりそうはならない。自分がそう望む事にも、おこがましさを感じる。なので、悩む位が丁度いいようにも思う。スパッと置けない自分が嫌いじゃない。

そんな感じで地図を眺めて、人との関係に思いを馳せていると、あの人に最近の事を相談したいなとか、あの人はこの人と繋げたら面白そうだなとか、そういや昔あの人とこんな話をしていたよなとか、自分の毎日の付き合いの延長だと出て来そうにないアイデアやきっかけを拾えたりするのも嬉しい。

 

四角い地図を俯瞰して、繋がっている人との相対的な位置を考える事は、その人との実際の交流に際してのバランス感覚に、丁度いい刺激と調整を与えてくれている。常々、いい人ばかりに囲まれていると実感できるのも、四角い地図をしょっちゅう見ているから。

その為にも、死ぬまで四角い地図を更新し続けていこうと思う。