書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

継続は中毒

継続しておこなっている事や、自分に科している日々の決まり事が、今の自分にもまだ必要なのか、もう必要じゃないのか、たまに見直したい。でもそれを続けながらだと、見直すのが難しい。

 

ただ単に続けるという事は、それを続ける意味を考えないという事。意志力もほとんど使わない。決まった時間や決まった条件でそうすればいいだけで、ほぼ反射のようなもの。考えていない、だから楽。

そして継続し続ける流れの中にいると、内容はどうであれ、積み重ねが気持ちいい。やり切った、守ったという、自分に対する肯定感に溢れる。そんな肯定感は、そうする事が正しいと思う気持ちを更に強化する。

何より続けてきている事をやめるのは、今までやってきた事を否定するような気持になる。途端にサンクコストの考えが出てくるし、もっと言うと、やめることに対して罪悪感すら生まれる。

 

続けながら見直すのが難しいのは、これらの続けるバイアスに対抗しながら、続けるかやめるかを、フェアに考えるのが難しいから。結局ずるずると続ける方を選んでしまう。

 

この「続ける」という強すぎる誘惑に対抗するため、少しでも疑問に感じたら、問答無用で先にやめてみようと思う。工場で、生産ラインを動かしながら、製品の改良なんて無理なのと同じで、ボタンを押してブザーを鳴らし、一旦ラインを止めるように、問答無用にやめてみようと思う。継続は中毒のようで、そこまでしないとやめられない。

 

やめてみて、初めて続けている事、日々科している事に対して評価が出来る。続けているという影響を無くしてからじゃないと、正確なものが見えてこない。

やっぱりこのまま続けるべきだと納得したり、もう充分成している事に気付けたり、もっと良いやり方が見つかったり、寧ろ色々悪影響がある事に驚いたりと、色々見えてくる。続けていると見えてこなかったことが、やめて初めて見えてくる。

 

新しく何かを始めるのも難しいけど、始めた何かをやめるのも難しい。

始める時にはやめる時の事も考えておきたいし、疑問に思った時には、躊躇なく、一旦はやめる勇気を持っておきたい。