書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

買い物体験

愛用のボールペンを何時買ったか調べたくて、Amazonの購入歴を見てみた。何時買ったかは直ぐ分かったけど、ついでに毎年のAmazonの購入履歴も確認してみたら、ここ数年、年を追うごとに、購入の量も金額も減っていた。買い物の量も金額も減っていないので、Amazonで買うのが減っただけ。分かってもいたけど、履歴でちゃんと確認したのは初めてだったから、こんなに減ってたのかとちょっと驚いた。

ネット通販で物を買うのはすごく楽。とにかく早いし、値段もほぼ最安値。一番良いのは時間が節約出来る事で、店舗まで買いに行く時間、店員と交渉する時間を、他のことに充てることができる。なので、ちょっと前まで、どうしてもという以外、基本Amazon楽天で優先的に買っていた。

ただ、Amazonを使うたびに、なんかちょっと違和感を感じるようにもなってきた。今現物として目の前にある物と、それをAmazonでポチッた体験がリンクしない。上手く言えないけど、もう1人別の自分が買ったものが、目の前に届いたような感じと言うか。買い物をしたという体験が無くて、いきなり欲しい物が届いて、口座からお金が引き落とされているような。

ネット通販と違い、店員のいる店舗で現物を見ると、言葉で表せない、違う何かを感じる時がある。高い安いも関係無く、実用的な物、趣味の物も関係無い。理屈じゃないその何かが、買う気でいたのを覚めさせたり、冷やかしで来たのに、俄然買う気にさせたりする。多分どれだけモニターが良くなっても、VRで商品を見ることが出来ても、同じことを感じる事は出来ない。

物を買うって、正解とか間違いとかじゃなく、それを買って自分がどう思うか、どう満足するか。それが大事でそれが全て。ネット通販では、正解は分かっても、満足かどうかはわからない。

満足を得られる、実店舗と現物と店員からくる感覚を楽しみたい。欲しいものを手に入れる行為、そのものが楽しいと思える事を、自分は大切にしたい。

それを得られるのなら、ネット通販の便利さと効率の良さは捨ててもいいかなと思う。