書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

ボールペンで書くのが好き

ノートに何かを書く時は必ずボールペンで書く。

 

ボールペンで書くと消せないのがいい。一回書いた事は消せないのがいい。訂正や考えが変わったら、線を引いて追記、斜線を何本も引いて否定を表すけど、否定や変えたという事、それ自体が残り、最初と今は違う事が書かれているとわかるのがいい。メモにしろ、思考の流れにしろ、今は違うけどその時そう思った、そう解釈したというのが記録となって残るのがいい。ボールペンで書くと、鉛筆で書いた時の様に、無かったことに出来ない。残り続ける。

 

今持ってる考えや思考にどう繋がったか、辿ることが出来るのがいい。過去のノートを見返し、最初はこう思ったけど、後にこういう見方に変わったんだと、過程を見ることが出来るのがいい。新しい知見や経験が、そこに線を引かせ、今の考えを書き込ませる。過去も残りつつ、今の最新の気持ちや考えも表せる。過去と今が同じ紙の上で同居している。

 

ボールペンで書くと文章が死なないのがいい。書いた時点ではそう思うけど、それが今の時点で正しいかどうかわからない。だからそこに書いてる事は絶対的に正しい事ではなく、時間と共にそれが正しいかどうか、その時の自分で変わってくるし、自分からも変えることが出来る。ボールペンで書いた文章は死なず、ずっと生き続け、手を加え続けることが出来る。死なないって言ったけど、死んで新しく生まれ変わり、また死ぬけど、改めて生まれ変わるとも言える。

 

ボールペンで書いてると永遠に完成しない。ふわっとしたものでもないけど、確定でもないものが書ける。ボールペンで書くと完成しない。だからボールペンで書くのが好き。