書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

児童書からの生々しさ

友人からお勧めの本を借りて読んだ。子供向けの児童書で、変に凝った言い回しも無いし、普段読んでいる本よりも、楽にさっと読めた。お薦め通り楽しかったし、たまたまその時は、人間関係にちょっと疲れていた時期でもあったので、いい癒しにもなった。

児童書と書いたけど、読んだのは文庫版で、ある程度、大人も読むことを想定もされているようだった。そして巻末にある著者のあとがきには、「この物語で本当に書きたかったのは…」と、裏のテーマが書いてあって、それが今の自分の疲れている理由と、それに対する心の持ち様のアドバイスそのものでもあった。そのテーマに沿って内容を解釈すると、大人向けの諭しの物語でもあり、ちょっと感動してしまった。勧めてくれた人にお礼を伝えたら、別に深い意味はなく、子供のころ好きだった本をただ挙げただけと言っていたけど。

 

本を通して繋がりがあり、本の内容で話が出来るのは楽しい。本をスタートに、価値観を語り合えることが嬉しい。俺の持たない価値観、知らない価値観の世界に触れることができるのは幸せ。本を軸にコミュニケーションが取れるって、素晴らしいと思う。

本を通じた繋がりは、知的で品のあるようでいて、どちらかと言うとお互いの本音とか、その辺から出る、生々しいやり取りにもなる。でもそこがいい。その生々しさがいい。

 

本を通して、コミュニケーションの取れる人を増やしたい。ただ無理に広げるのもちょっと違う、募集して集めるとかじゃない。そんなんなら別に繋がらなくていい。自然と、本を軸にした人の繋がりが出来たらなと思う。そんな生き方をしていくのが、人生残り後半、幸せに生きる一つのコツかもしれない。