相手のことをよく見る人でも、自分も同じぐらい見られていると気を使う人は少ない。此方が見るのと同じ程度で、相手からも見られている。自分が不快と思うなら不快と見られてるし、愉快と思うなら愉快と見られている。ちゃんと伝わっている。
よほど特別な才能があるか、訓練を受けているなら別だけど、相手にバレていない、わからないと思っているのは本人だけで、大抵相手にバレている。バレなければ立場が優位になるかも知れないけど、そうなればラッキーと思うぐらいにしておいた方が良い。バレてるから。
見ている以上見られている。何度もそれで痛い目にもあってきたし、特別な才能も無ければ、訓練を受けるつもりも無いのでなので、もう開き直っている。どうせバレると思って、基本感情を隠さない。勿論常識として、マナーとして、社交辞令として、ネガティブなイメージをそのままストレートに伝えたりしないし、表向きの態度でもそれを表さない。それでお互いのプライドは保たれるのだし十分。ビジネスなら、それをわかっていた上で、利害で手を組むのだから何の問題も無い。
ちゃんと真面目に生きてきた、罪も侵さず、ちょっとだけど社会貢献もしている人間が持った感情が悪の筈がないと信じる。
自分の感情を隠さずちゃんと見せた方が良い。例え相手を傷つけたくない気持ちの優しさからくるものだとしても、感情に嘘を付こうなんて考えない方が良い。仮に使っている言葉が真反対でも、態度が真反対になったとしても、自然に出る感情だけは隠さないほうがいい。その人と真摯に付き合っていく事を考えたら、尚更此方が素直に感じた感情そのままでいい。隠す必要なんてない。
感情をごまかしたり否定する事が、自分も相手も粗末に扱ってるような気がしてならない。
隠さずちゃんと見せること。
それが、相手も自分も大事にすることに繋がっていると思う。
