書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

勝ち負け

誰かと何かを競う時、ルールや数字上で勝敗が決まったとしても、それは見た目、客観的に見た、勝ち側と負け側が決まっただけの話。互いの立場、互いの主観において、競う事について勝ったのか負けたのかは、また別の話。客観的に見ての勝ちと、主観的に見ての勝ちは違う時があり、大事なのは主観的に見て勝てたかどうか。

 

競う事に関して、自分の勝ちをどこに定義するのか、負けを何処に定義するのか。客観的にわかる勝ち負けでは無く、主観的に見た上での勝ちと負けはどういう状態なのか、ちゃんと見極めていたい。一般的に負けと見えても、自分には勝ちと捉えられる結果かもしれないし、勝ったと見なされても、自分の目的からしたら完敗かもしれない。勝ち負けに他人の尺度なんか関係無い。客観的など関係無い。主観的に見てどうなのか。

 

数字の上下で勝ち負けが決まるのなら、今の自分と競う相手の立場を考え、何点差なら勝ちなのか。逆に言うと負けても何点差以内なら負けでは無いのか。

ゼロサムのやり取りで、今後も相手と競う事が続くなら、今と今後でどちらが大事なのか。今後勝つために、今は譲るは負けなのか。

交渉事で徹底的に追い詰め、客観的には派手に勝てても、逆にそれが相手は勿論、周囲にどう見えるのか。

 

主観的に見て、勝ちと取れる、点差、譲る内容、交渉の落ち着き先は、此方と相手の立ち位置でとても幅が広い。慎重に、アナログに決めていかないといけない。単純には決まらない。

 

時には競っている最中に、勝ちと負けの定義が変わるかも知れないし、一旦勝負がつき、時間が経った後に、その主観が変わる時だってある。何年か越しに、あの時は負けたけど、今の自分にとっては勝ちだったと言える時も来るかもしれない。

更に言うと、此方の主観と相手の主観は別なので、どちらが勝ち、どちらが負けと決められないかもしれない。なんなら両者とも勝ちかもしれないし、両者とも負けの時だってある。

 

その競い合いの勝ちと負けの定義は何なのか、主観的に見て考える事を大事にしたい。勝ち負けの条件を、何処に定めるのかにこだわりたい。そこがしっかりしていたら、仮に負けと受け入れなければならない事でも、自分の糧に出来ると思う。

 

勝ち負けは、単純じゃないことをわすれない。