書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

本物と電子の差

完全に私見で。

 

紙の本と電子書籍は同じじゃない。紙の本と電子書籍は全然価値が違う。同じなのは中の「情報」だけ。本の価値は中に書いてある情報だと言い切る人には同じかもしれないけど、俺にとっては違う。ストレートに言うと、電子書籍は本物じゃない。

読むという行為を、棚に置いてある本を手に取り、実物の紙の本の重さを感じ、わざわざ指でページをめくって、読み終えたらまた置いてある場所に戻す。それがPCでもスマホでも、開き、クリックする事に比べて、情報を得るという意味では同じ。でも自分にとって、それを読書だとは言わない。確かに大事なのは情報だけど、本を読むという事は、情報と体験を伴う事が大事。対になってこその読書。読後の感想も、その実物のもの、本に宿る様に思う。本物の読書は紙の本から。

だから紙の本は、新書だろうが何百ページもあるハードカバーだろうが平等。同じように大切に扱うし、大切な本は本棚に収める。本棚にあるそれらをたまに眺めたら、読んだ時の感想がおぼろげながら浮かんでくる手に取ってパラパラ眺めたら、本の重さと紙の触感が更にそれが加速する。PCやスマホを見て、YouTubeを反射的に開けど、電子書籍の事は何も思い浮かばない。

そして同じ紙の本を他人が持っていても、それは同じ本じゃない。書いてある情報は同じでも、ものとして別の物。自分が手垢を付けながら読んだ本が与えてくる価値と存在感は、他の人の同じ題名の本とは違う。俺が持っている所有している1冊は世界でたった一つの本物。もの凄く大事なもの。

本物の紙の本で本物の読書体験をこれからも積み重ねていこうと思う。

 

電子書籍を楽しめない僻みでした。