人から困ってると相談を受け、自分なりにできる手助けをしてたら、ある日ある人から「そんなに人の事ばかり手伝っててどうするの? その時間、全部自分に投資した方が、もっと成長できるよ。」と言われた。
別にその人に悪意はないし、親切心で言ってくれてるのもわかる。「あ~、そうなのか。俺はお人好しで、人からそう見られてるのかな。」と、その時はちょっと複雑な気持ちになった。
でも、こう言われた事で、人のフォローをさせてもらう事で、自分も随分成長させてもらえてきたという事を再認識できた。
フォローするその人の経験を知り、そこからリスク無く学ぶこともあったし、その人の今とその先を見て、自分ならどうする、自分と違うその人ならどうするという、自分の場合とその人の場合、2つの考えを巡らせることが出来た。
人のフォローをする事は、現実の自分とは違う立場に立ち、困難を超えるために考えを巡らせ、新しい考え方や価値観を見つけることに繋がる。その人の人生を追体験し、成り代われたように思う。
これって読書と同じ。現実の知人友人の事で、今、目の前の事にコミットしてるのでライブ感だってある。自分の成長に寄与するという意味では、読書以上に得難い事かもしれない。
なので、役に立てるかどうかはまた別の話ながら、これからも求められたらお人好しでいい。金は貸さないけど。