書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

口に出す

思いを言葉にして口に出す事で、自分の内に留まっている思いと、外に出る事で現実にさらされた思いという、2つの思いと相対する事になる。

書いたものを見るのも、自分の内と、外に出た2つの思いを見る事になるけど、書いたものを見るのは、内の思いを外付けのハードディスクに保存するような感じで、内の延長のイメージがあるのに対して、口に出すのはインターネットに公開するような感じというか。

どちらも内から出すという点では同じだけど、書くより口に出す方が、自分に与える影響は大きい。人に聞かれていようが、独り言だろうが、口に出す方が大きい。

 

言葉を口にして外の空気に触れさせると、内に秘めていた思いが変わる時もある。口にする前と後で、全く違う気持ちになる事もある。予想外に高揚してしまったり、思いのほか悲しくなったり。あれだけ頭の中で煮えたぎっていたのに、口にしてしまったら急に冷めてしまうことも。

そして、どんな思いでも急に現実感が伴ってくる。途端に無かった事に出来なくなる。仮想じゃなくて、世の中に確実に存在してしまったので、それをどうにかしないといけなくなる。

口に出す事で、現実世界の空気と温度に触れ、気持ちが変化するのはなんとなくわかる。ただそのブレ幅がたまに読み切れない。そのブレ幅が、意識できている自分と、無意識の知らない自分との違いなんだろうし、それを確認する意味でも、口に出すことは意味がある事なんだと思う。

ただ、言った瞬間、その思いを背負うという事になり、そう簡単に逃げれなくもなるので、何を何処で口に出すかは、ちゃんと考えた上の方が良いけど。

 

言霊とか、口にした事は現実になると言う。

思いを言葉にして、口に出すことは意味がある。

ただ、良くも悪くも、口に出すという事は、退路を断つような意味合いにも近い。人が聞いていようがいまいがそれは同じ。

 

思ってる事は、もっと積極的に言葉にして、口に出していってもいいのかもしれない。

独り言でもいいから、覚悟を決めたのなら、口に出すということを、意識出来ればと思う。