書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

中身の価値観

一目置いてる人が薦める本を買いに書店に行った。

書架に行き、そこで手に取り、装丁と重さを感じて、目次を見てからパラパラめくってみた。内容はお勧めされていた通りで面白そう。翻訳本では大事な和訳のセンスもあってて読み易そう。内容としては買い。

ただ本の大きさが思っていたより大きく、自分が求めるテーマにしては、想像した以上にページ数も多かった。タイトルから想像したのとは違うコーナーにもあった。支持しない政治信条のコーナーだったので、左右に並ぶ本と同じ分類なのかと、何とも言えないものを感じた。なんか内容以外の全部が、思っていたのと少しづつズレてた。

 

本に何を求めるのか。書いてある情報だけが全て、それが「中身」という人もいれば、その本自体の物理的な要素や、シチュエーションまで含めるもいる。形から重さ、装丁だけでなく、その本を買うに至ったストーリーまでも中身になる時もある。

 

本に限らず、その物の「中身」とする価値観ってみんな同じじゃない。人によって物によって、何処から何処までがその中身に含めるのか、価値観が違う。そういう意味で言うと、今回の本に関しては内容以外にも求めるものがあった。内容は面白そうなのに、その辺が全部違ってた。それが違和感となって結局買わなかった。内容はいいが、「中身」もいいではなかった。

 

中身の価値観を図るには、実際に店に行って手に取らないと、求める中身を満たしてるかどうかわからない。買いに行って、実物を手に取り、初めて自分がこの本に求めていた「中身」は何だったのか気が付かされた。

Amazonで買うとこれがわからないから、やっぱり実店舗に行くんだと思う。