書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

あんぱんを食べて思った事

昨日あんぱんを食べた。仕事で遅くなって外で食べるのもおっくうだし、何かを買いに行くのも面倒だしで、たまたま家にあったのを見つけたから。

人によっては大好物のパンかもしれないけど、自分は積極的にあんぱんは選ばない。昨日も自分からあんぱんを食べたいと考えて、それを叶えて食べたわけじゃない。でも美味しかったし、普段自分で選ばないからこそ感じた、意外な満足感もあった。

 

何かを求める時に最上の結果を求めるのは当たり前。特に勝負の時や、結果によって、明らかにその後の流れに大きな影響を与える事は、全力でそれを追いかける。でも食べ物やファッションなんかは完全に優劣で順位付け出来るものでもなく、好みの度合いはあっても、それは一直線で語られるものでもない。あんぱんはあんぱんで、また違った味の価値がある訳で、それを全然味わえないのも勿体ないのかなと思った。

 

自主的に選択出来る状態は素晴らしい。複数ある中で、自分の一番を選べる、最上を選べるというのは素晴らしい。そういう状態になるよう、人との付き合いでも、仕事の実績でも、経済的に努力してることも正しいと思う。でもそれとはまた別で、こういう違う価値観に、触れる機会、時に素直に従うことも大事なのかなと思った。

ここぞ一発とか、この結果で後の行く末が大きく変わるとかでない限り、最上を常に選ぶより、極たまにでいいから、自分が思う選択をワザと外してみたり、他人の選択を選んでみるのも悪くないのかと思う。たまには寄り道して見ることで、違う価値観を拾えるかもしれない。 

 

振り返ると、新しい価値観や意識を得ることが出きたのは、願いが叶わなかった時の方が多い。今の価値観や意識で、最上と思ったものじゃないことから得られる事なので、ある意味当たり前のことかもしれないし、そうしないとせっかくの機会、勿体ない。

 

色んな「あんぱん」を食べる機会に、恵まれますように。