全部叶った人生より、多少なりとも叶わなかったことのある人生の方が幸せなんだと思う。
何か成したいと思い描いたのなら、叶えるために動くべきだし、その結果叶う事は素晴らしい。ただどんなに苦労しようが、自分の思い通りに事が進み、最終的に願った事、意図した事が叶うという事は、叶わぬ挫折から生まれる新しい価値観や、違う希望に出逢う機会をなくしたともいえる。叶わなかったからこそ生まれる価値観、見えてくる希望や気が付きもあったはずで、それに出逢えない。ひょっとしたら、そちらの方が人生の実りだって多かったかもしれない。大きく人生を変えたかもしれない。
なので叶わなかった=不幸 と、そう簡単にも割り切れない。
叶わない事に恐れて挑戦しなかったり、現状に満足しすぎて、更に視野を広げようとしないようになるのなら、叶わず挫折してでも、新しい希望や気が付きに出逢いたい。
全てが叶う人生なんて小さくまとまり過ぎてる。
全部が全部、叶わないのは辛すぎるけど、ほどほどに叶い、ほどほどに叶わない事があるような人生の方が、幸せだと思う。
これからも、ほどほどに叶えて、泣き笑い、ほどほどに叶わず、笑い泣きたい。
叶わなくても、幸せになれる事を忘れない。