書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

貸し と 借り について

昔から「貸し借り」はあまり好きじゃなかった。

 

貸す方はともかく、借りる方は負い目を感じるし、変にそこでギクシャクもしたくない。金の貸し借りはご法度だけど、そうじゃない行為の貸し借りも、あまりするもんじゃないと思ってた。

 

ただ貸し借りをゼロにするのもマズいと思うようになってきた。フラットな関係が悪いわけじゃないけど、それよりも貸しがある、借りがあるという、多少凸凹した関係である方がいいように思えてきた。

 

貸し借りにおいて、貸す方は、好意に感謝され自己肯定感が増すし、反対にこちらが困った時に気軽にSOSが出せる。

借りる方は、借りを返そうと相手が困ってる事に敏感になれるし、そうで無くとも、なにかで役に立ちたいと思える。

 

勿論、フラットな関係の時でも、どちらの立場に立ったとしても、お互い助け合える。でも普段から貸し借りをしておけば、より気軽に「貸し」が出来るだろうし、借りる方もその「負い」の度合いが軽くて済むはず。

 

 ギリギリまで一人で抱え込んで、どうにもならなくなってから声を掛けられても、貸すにも大変な労力がかかったり、最悪力及ばずで、何もできない時があるかもしれない。実際に、貸す立場でも借りる立場でも、もっと早くにSOSを出せていれば、幸せな結果になっていた事が沢山あった。

 

些細な事でもいいので、普段から貸し借りをしておきたいし、その心理的なハードルも下げていきたい。

そしてそれは、普段から相手により関心を持つことにもつながるはずで、素晴らしい事なんじゃないかと思う。