書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

飛行機で飛び回る

昨日、出発30分をギリ切った時間に空港に着き、10分少々で保安検査場を抜け、出発5分前に搭乗ゲートに到着。そのまま最終ゲートも通過し、さもこれが当たり前な顔して、飛行機に乗り込んだ。慣れたなと。国内線だけど、飛行機での移動に本当に慣れたなと、しみじみ思った。鼻息荒くどうやと。電車に乗る感覚で飛行機に乗る、自分にもそんな日が遂に来たかと、何とも言えない感じになった。出発1時間前にはロビーで待機していた昔の自分が可愛いと思う位、今は飛行機での移動に慣れた。

 

出来る社会人っぽくてカッコいいという、至極あほっぽい理由で「飛行機で飛び回る」という、目標があったけど、一応それが叶ったかと、昨日初めて意識した。

でもなれた訳じゃない。たまたま飛行機じゃないと行けない遠隔地を担当しているだけ。毎月2、3回飛行機に乗っていれば慣れるのも当然だし、このスタイルに入ったのも数年前からなので、そう考えたら意識したのは遅すぎるかもしれない。

叶わないより叶ってよかった。ただ本当に望んだのは出来るビジネスパーソンであり、それの象徴として飛行機に乗りまくる自分を目標にしただけ。たまたまイメージしたのが、「飛行機で飛び回る」だっただけ。イメージしたものが、「タクシーで移動しまくる」だったら達成されてない。だから望んだものは叶っていないし、急に目標をすっ飛ばして、結果だけ手に入った感じ。

今なら当たり前のように、「飛行機で飛び回る」が、仕事が出来る奴である証明にならないことはわかる。出来ない人間でも、「飛行機で飛び回る」という事を、自分で昨日しっかり証明もしたし。

 

今以上にあほだった若い時分、想像力が貧困だったのはしょうがない。むしろ我がことながら、そんなことに憧れていたこと自体、子供っぽくて微笑ましい。

まあでも、こういうお遊び的な、おふざけ的な目標を持つことは、全部が全部悪い事でも無いと思う。意外とそんなことが、追い込まれた時の自分を支える柱になったりもするし、いざ勝負の時、前に出て行く原動力にもなったりもするし。

 

本当に飛行機で飛び回ってるよって、叶うよって、若い時の俺に教えてあげたい。

でも、仕事が出来る奴にはなってないかもって伝えたら、どんな反応するんだろう。