書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

昔住んでいた街に行ってみた

時間があったので出張ついでに少し足を延ばし、昔住んでいた街に行ってきた。そこに住むようになったのは、転職先が配属先として指示したから。元々は縁も所縁もなかったし、たった2年で再度転職したので、その間しかその街には居なかった。

16年振りのその街に久しぶりに行ってみて、覚えている所と覚えていない所があったし、変わってる所と変わっていない所もあった。懐かしいという感じとも違う、初めて来たけど、何となくわかるというような、妙な感じだった。

東京じゃないけどそれなりに都会で、大阪程ごちゃごちゃもしてない、独特な雰囲気があり、お上品とまでは言わないけど、それなりに品がある街で、駅から歩いていても楽しかった。当時精神的にあまり余裕も無く、会社、仕事の担当エリア、家の三か所ぐらいしか行き来してなかったのを、ちょっと勿体なかったなと今更思う。

たまに前職でそのまま頑張っていたらどうなっていたかなと思う時がある。積極的に移動させて、色んな経験を積ませることを良しとしていた会社なので、ずっとこの街に居たとは思えない。4,5年で移動というのが普通だったので、複数の別の街に移ってるだろう。人生観や価値観は、住む場所からもかなり影響を受けると思うので、出張や旅行以外、ほぼ大阪しか知らない人生からしたら、幾つかの違う街を知ってる人生とは、どんなものになっていたんだろう。今の様に、一つの街に腰を据えた人生もあれば、色んな街で、新しい環境に次から次へと浸る人生も悪くないのかもしれない。今とは全然違う自分になっていたかもしれないなと、そうなら、どんな自分になっていたんだろうかと、色々妄想もはかどった。

この街に居た頃は、仕事もプライベートもあまり上手くいってなかったので、この街の記憶もあまり良い想い出として自分の中には残って無かった。でも今回行って、ちょっとまた違った感情を、その記憶に継ぎ足せたのは良かった。

また何年後か、縁があったらこの街に行くかもしれないし、その時はまた違う感情が出てくるのかもしれない。そんな風に、人生楽しめたらなと思う。