書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

終活的な話

先月新しいバイクを買った。結構高い。小金持ちの証のアルファードは買えないけど、その辺のプリウスとか、軽じゃない普通の車より余裕で高い。今迄買ったバイクの中で、一番高かった。買ったって言っても、予約の内金を入れただけ、これからメーカーで生産予定の車体を予約で抑えただけなので、正直あまり実感が湧かない。半導体がどうとか、日本への割り当てがどうとかで、納車予定は来年4月だから余計に湧かない。でも買った。

 

今乗ってるバイクに何の不満もない。そもそも買い換えようなんて、夏ぐらい迄思った事も無かった。何ならずっと乗るつもりで満足もしていた。

バイクに乗ればわかるけど、バイクを乗り回すには、ある程度の体力と反射神経とセンスを使う。勿論、年を取ってからも楽しめるのもあるけれど、俺が好きなタイプのバイクは、これが物凄く求められるやつ。

体力も反射神経もセンスも順当に落ちてきてる。ゆっくり衰えは来ている。自分の身体の事だからわかる。あと5年も経ったら、好きなタイプの奴に思うように乗れなくなるという予感があった。という訳で、年齢的に買い換えるなら今が最後のチャンスと確信したので、思い切って買った。

今迄買い換える時には、「これに乗りたい」って積極的な理由があった。初めて、年齢的に今が最後のチャンスだからという、後ろ向きと言って良いのかわからないけど、ちょっと今迄とは違う理由でこうなった。なんかこう、モヤモヤもするけど後悔はしていない。

 

終活って言うとオーバーだけど、人生折り返して、逆算する歳になってきたなと感じる。仕事も、趣味も、人との付き合いもそう。同い歳でも、人によっては気付くの「早いわ」って言う人もいれば、気付くの「遅いわ」って言う人もいるんだろうけど、誰かに合わせて感じる事でも無いし、いいのかなと思う。

俺が感じたのが、趣味のバイクを通してという事で、それがこのタイミングだったという事。自分なりに、理由と時が間違っていないと思えてるからそれでいい。

 

勿論まだまだこれからの事も沢山あるし、ひょっとしたら見込み違い、判断間違いな事もあるかもしれない。でもいい意味で、事によっては先が見えてきた事が出来てきた。今後、他の事でも、こうやって気が付いたり、気が付かされたりするタイミングがある筈。

 

先が見えてきた事に限った話じゃないけど、何らかの選択や判断を求められた時、妥協したり、手を抜いた選択をしないようにしたい。欲しいものは買っておき、会いたい人には会っておき、やっておきたい事は経験しておきたい。躊躇せず、全力でいきたい。その結果、後悔する事もあるだろうし、多少人に迷惑をかけることもあるかもしれないけど、その時はその時。その時は1日だけ後悔して、人には心から謝ればいいだけ。

そうしようと思う。