書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

クラブのママさんとTシャツジーンズさんと俺(携帯会社の話です)

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感覚では大手キャリアからMVNOに乗り換えたらかなり安くなると解ってはいたものの、先月友人の寺澤夫妻から講義を受けるまでその詳細を知らず。で、知った以上これはやらなければと思い、デカい象さんを動かして、講義の際にもらった資料を見直し、昨日は実店舗まで訪問して内容の確認。乗り換え候補キャリアの推薦店にもかかわらず、この実店舗の人が良く解ってなかったのと、店員さんがそもそもコミュニケーションが苦手なタイプなのか、主語述語目的語がはっきりしない感じで、おまけに目が虚ろで早々に退散。唯一わかったのが、店ではなーんもできないという事。『自分で申し込んでやってみて、駄目だったら持って来い、但し横で見ていてやるだけで、設定するのはおまえやで、ほんで3,000円もらいます』という事らしい。

 

これでようやく本気モードになり、色々調べるが、結局良く解らなくなって元のキャリアと乗り換え先にも確認、ここからがスタート。

 

元のキャリアは流石の余裕、セレブなお大臣様な感じで、さながらクラブのママさんみたいな感じの電話応対で親切丁寧に教えてくれた。ただ言葉の端々になんとか引き留めようとする言葉を『必死じゃなさそうな感じ』で入れてきて、「あと4ヶ月待ったらホニャララ」とか、「せっかくなので、この端末の解約タイミングに合わせたら・・・」みたいな。流石だな~と、やっぱり流出は続いてるんだから、その辺はちゃんと想定訓練し対策立ててるんだなと。割とこの段階で止められちゃう人も多そうな感じがした。

 

半面移り先はさっぱりあっさりしたもので、チャットでの対応。そんなことないんだろうけど、イメージ的にはTシャツにジーンズな若人が、スマホでさらさら~って答えてる感じがした。ずっと愛用してるDELLのサポートもそうなんだけど、チャットの方がこちらも聞きやすいし、文字に残るから言った言わないも無い。ダラダラしゃべる事も無いし、聞きたい事を要点絞って聞けるし、向こうも応えやすいから効率がいい。人件費削減の意味もあってチャットなんだろうけど、通信キャリアだけで無く、サポートセンターの類は全部チャットにしたらいいのにと思う。

 

そんなこんなで苦労の末ようやく手続きは何とかなり、後はSIMカードが送られてくるだけまでようやく進めた。予定では40%ぐらい月々の通信費が下がる予定。それでも保証を付けたり、通信費を多めに見積もってなので、そのうちまたプランを変えてもっと下げる方向に移せるかもしれない。

 

ここまで来て、意外にも大手キャリアに対する心象が上がった。通信費が「ボッタクリ」的な言われ方もたまにするけど、まあその金額に見合うだけのサービスは確かにしてるのかなと思う。あんなクラブばりの親切丁寧な対応や、奇麗な実店舗も構えて「電話番号ボタンが無いけどどこ?」レベルの高齢者がiPhone握りしめてきても、笑顔で優秀なスタッフが親切丁寧な対応するんだから、それだけの金額が掛かってもしょうがない。今回色々自分でも調べることになったし、動きもしたけど、そんな手間や労力も無しで、毎月定額で最新のiPhoneタブレットを、何も考えずに使いたい放題使える生活も決して悪いとは思わない(嫌味でなく本心で)。その費用としてみたら前の金額でもそうは高くなかったなとは正直思った。

 

俺の人生、今までの流れを考えると多分新しいSIM刺して、「ハイ、設定完了!」にはならないと思う。Tシャツジーンズさん、頼りにしてます。

遠足のまとめ(個人忘備録)

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延べ200人程度の参加者になった、某「大人の遠足」を手伝わせてもらって感じた事のまとめ。あんなデカいイベントを回す中の人の1人になるなんて思わなんだ。

 

1、やってみたら意外と何とかなる事

これは色んな人からも直接言われたし、一般論でも言われてる事で確かにそうだった。各パートの接続とか、どうにもその時の運頼みに近い事が見事にスルッとうまく回った。でもそれは運では無くて、そうなるように全体で既にまとめ上げてたというか、落ち着くところに自然に着地していたような気がする。今回はなかったけど、仮に想定外の事が起きても上手くまとまってたと思う。勿論そこに至るにはそれ相応の努力は必要で、天候と公共機関の交通事情なんかは無理だけど、ある程度考え着く障害を調べて取り除き、取り除くのが無理なら対処法をちゃんと考えておく事は最低限のお約束。この「ある程度」が人によってバラバラだから、見通しが甘くグデグデのイベントになったり、反対に必要以上に考え込んだり、事前準備に時間を掛け過ぎたりというのはあると思う。実際この「ある程度」を今回かなり頑張った。自分の性格上「収集心」と「内省」が強かったので、苦労なくその辺の情報収集と検討を頭の中で詰める事が出来きつつも、反面ありそうもない事まで想定して遠回りをしてしまった感もある。今後は力を入れるところ、抜くところを見極める力を持ちたい。ただこればっかりは経験とほんの少しセンスも必要かもしれない。

 

2、人は見てくれてる事

これもよく言われるけど、所詮それはたまたまの運の要素も凄く大きいだろうし、気が付かれない方が逆にカッコええやろなんて思ってもいたけど、そりゃ気が付いてくれた方がいいに決まってる。今回のイベントも参加してる自分や、仲間を含めたみんなに充てたモノだったけど、やっぱりそのど真ん中を想定したのはこの輪の主役の人だったし、その人にに何度も名前を直接呼んでもらえたり、乾杯の音頭やMVPをもらえたのはとても嬉しかった。それを見て居た人が「見てる人は見てますね~」と言ってくれて、自分でも「見られてる」という事に初めて意識が向いた。見てもらいたい人に「見てくれ!」って言うのは粋じゃないけど、全体を見つつ、それでも中心で見てもらいたい人を想定して、その人に届いたらいいなと考えるぐらいは必要なのかなと思う。ターゲティングであり、多分参加者全員、万人に向けてやると刺さらないし、誰も見てくれないのかもしれない。個性を出すと言えばオーバーだけど、ちょっと凸凹したイベントの方が、印象に残るし皆楽しい筈。

 

3、参加者のためであるけれど、同時に自己満足である事

偶然上手くいく事もあるだろうし、少ない労力で想定以上の盛況が得られる事があるかもしれないけど、それでも達成感を得るにはハードルが高くて、努力がそれ相応に必要な方がいい。7割ぐらいは出来るだろうけど、後の3割は未知数でわからないぐらいがおそらく丁度いい。ちょっと手が届かないけど、背伸びしてぎりぎり足らない、それをどう補うかという事に楽しさがある。自分達がどれだけ手暇と時間を掛けても、モノによってはそれは一瞬で過ぎてしまうし、参加者が気が付かない事も多い。結局イベントも主催者側からしたら自己満足に過ぎなくて、大変な手暇と時間を掛けたモノが上手くいき、皆に喜んでもらえた時が一番報われる。ただ単に散歩してるだけなのに、なぜその時間、その場所を散歩してるのか、その裏には多くの考えや意見のぶつかりがあって、それを乗り越えてそこに来ているなんて、気が付けと言う方が無理。自分だって今まで数多くのプロアマ問わずのイベントに参加してきたけど、よく出来てた、上手に運用されてたなと思うイベントなんかはそういうのが無数にあるんだと思う。

 

結局上手くいったからと言うのもあるんだろうけど、割とこういうことをするのが本当は好きなのかもしれない。高校の文化祭で、出し物が上手くいった時、女子が泣いてた気持ちが今ではわかる気がする。

 

いい経験させて頂きました。

王将ファンタジー

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様々な人生模様が、コップに入ったビールと餃子の間に煤けて見える「餃子の王将」でのファンタジー。

 

トナカイのコスプレをしてるピーナッツのイヌは一先ず置いといて、奥のお魚ちゃんは、お仲間が厨房の中でエラい事になってるのわかってるんでしょうかね。

大山紀行

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仕事で大阪(半分)、京都、兵庫と担当している中、「兵庫と繋がってるし、ついでにいいっしょ」となんか軽いノリで去年の末、出張先の北海道は千歳空港で飛行機に乗る直前に言われてから担当している鳥取。大阪在住の私からしたら距離も遠く(片道350㌔)、そう頻繁に行く訳にも行かず、月に2回程度、米子と鳥取市、後は倉吉とたまに行ってましたが「そういや岡山の担当者に行かした方が早いわ」と今更言い出してビックリしたと言うか。去年の千歳空港のラウンジで必死で言ったし、なんで今更ってホンマにびっくりする展開で。

 
ただそうは言え手放すとなると急に寂しくもなるもので、米子に行く途中、何時も高速から見てその雄大さに驚いていた大山。皆生温泉の砂浜をジョギングしてる時も、海と砂浜のコントラストの中、雲が掛かってる神々しさに見とれていた大山。遂に行ってきました、豪快に仕事をさぼってこっそりと。

 

実際行って良かった、凄くいい。

 

登山とかあまり興味ないのでよくわからないのですが、高い山ってこんな風に頭一つ抜けてドーンってあるんでしょうか?大山は高原にこの大山だけ、むちゃくちゃ目立つというか、そら遠くからでもバッチリ見えるよなという感じ。道も奇麗に整備されていて、紅葉の中気持ちよく上を目指しました。登山口まで行ってお茶飲んで、景色を堪能。じゃあ来た道戻って帰ろうかと思いつつ、ここまで来たら山越えで抜けてしまえと結局更に進むことに。進むとスキー場が出てきたのですが、スキーでも有名な所らしく、まだ雪は降っていないものの、広大な滑走面にやたらデカく長いリフトも圧巻でした。

 

山を越えて反対側に進んだら今度は放牧地。牛は見なかったけど、カーナビでも思いっきり「放牧地」って書いてました、カーナビの表記で放牧地って初めて見た気がする。酪農万歳な風景もとても素敵でした。

 

もっと早く行っときゃ良かったと思いつつ、多分担当交代が話が無ければ先ず行かなかったとも思うので、どのみち大山とは一回きりの縁だったのかもしれません。
兎に角これで「18年ぶりにスピード違反で検挙される」が鳥取の想い出No.1だったところを、大山が塗り替えてくれたので由とします。

 

大山町のHPには「東の富士山、西の大山」とこれまたデカく出たなと最初思いましたが、嘘じゃない。http://www.daisen.jp/kanko/

 

「砂場」以外にも鳥取には大山があるという事で、今後とも鳥取県を、何卒宜しくお願い致します。

富士そば誘致運動

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あの『富士そば』がインバウンド外国人向けのグルメ雑誌、webに『気軽に楽しめる日本の味』で人気があると聞き、世の中どこでどう転ぶかわかんないもんだなと思いました。『富士そば』を含めた立ち食いそば業界にワンチャンあるかもしれない、グルメ雑誌が取材して、煌びやかなお店になって入りにくくなるのは嫌だけど。

 

基本関西で立ち食いそば系のお店、『富士そば』みたいなファーストフードのそば屋って見たことありません(あるんでしょうか?)。「それは関西にそば文化が無いから」と言われそうですが、じゃあ逆に関西では『富士そば』ならぬ『富士うどん』的な店があるかといえば無いし。はなまるうどんとか丸亀製麺的な店は決してあの『富士そば』あたりの醸し出す雰囲気の店じゃないですよね、ファミリー向けじゃない、なんかビジネスパーソン御用達的なあの雰囲気。寧ろ関西人は知らないけど、『山田うどん』という地方チェーンが関東にはありますから、この辺は完敗なんじゃないでしょうか。

 

くたびれたプラスティックのコップに自分で水入れて、これまたヨレたスポンジなんかちょっとはみ出た椅子に座り、前の人が溢した汁とか米粒をきったない雑巾で拭いて、BGMはなんか聞いたこともないマイナー歌手の歌うド演歌の中、そばをかっくらうあの感じ。これ全部わざと『富士そば』が演出してるんじゃないかと思ってしまうぐらいたまんない。「あー、俺は資本家に搾取されるプロレタリアートだなー」とか思いながら、急いで食べる。回転率を上げるための演出だと思います。

 

関西でも需要あると思うんですよね。勿論ちゃんとした店のほうが美味しいんだろうけど、短時間、且つ安く気軽にそばを食べれるのは羨ましくてしょうがない。それでいてあの雰囲気を味わえる富士そばは貴重です。

 

結論、『富士そば』も関西に店出すべきです。『小諸そば』とか『ゆで太郎』でもいいけど。

京都ってあまり好きではありません

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京都って自分の中では栄光と挫折の街です。

 

20年前、社会人になって初めての会社で、京都の支社に配属されて5年ほど頑張った街が京都です。酸いも甘いも味わった街です。1,000人以上の営業の中で、TOP10に選ばれて表彰されたのも京都ですし、その翌年目標とモチベーションを失って病んでしまったのも京都です。その後その会社を退社して、結果的に今いる業界に入れて幸せなのですが、それでも私にとっては複雑な街でした。小さい小さいプライドなのですが、自分にとっては「最後に叩きだされた街」としてどうしても嫌で避けていました。そんなこんなでその後の社会人人生の中では京都に関わる事は無かったのですが、今の会社に入って3年ほど前から京都担当を打診されていました。

 

ウチの業界にとって、東京と京都は別格の場所で、そこを担当できるのは大変光栄なことです。でもその時の思いがあるので拒否してきました。初年度は「やりたいなら任せるよ」と言われて「絶対嫌です」と答えて、2年目は「やってくれないか」と言われて、「なら会社辞めます」と答えて、3年目は「もう決めたから」と言われてしまいました。

 

嫌々1月から担当していて、それでもまあボチボチやっていたのですが、4日間缶詰の仕事があり、その初日に皆でご飯食べて、ホテルに帰る前に一人で歩いて昔いた会社を見に行ってきました。もうその会社は他の場所に移転しているのですが、それでも思い出の場所は以前会社があった場所です。何の変哲の無いビルですけど、私にとっては今でもそらで住所と電話番号を言えるのです。

 

暫くその場所でボーっとして気持ちを改めました。逃げててもしゃーないしねって、ちょっと気持ちを新たにします。

 

避けててた京都が好きになるような生き方が出来れば、人生成功してるってことでしょう。

馴染みの店

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ちょっと大事な人をもてなすことになり困りました。

 

「ウチのなじみの店や、大将頼むで!」なんてカッコいい大人になってないのです。
言い訳をすると、今の仕事柄、自宅から顧客の所に直行直帰、接待なんかないので、そもそも「ええ店」と言うのを知りません。

 

とは言え、「食べログ」とかその手のネットの情報で店を予約するのもやはり違う相手で、困りに困り、無い頭をフル回転させて思いついたのが本町です。5年前に所属していた組織がここにあり、その際色々な店に行っていました。逆に言うと此処しかないぐらいですし、本町と決めて本日下見に行ってきました。

 

いやーまいった、軒並み無くなってました。

 

4件ほど候補があり、一番の本命はちゃんと残っていて良かったのですが、他の3軒はつぶれていました。別に流行りを求めていた店でもないし、味は抜群だし、各々個性的で繁盛もしていた筈なんですけどね。潰れた後はチャラいお姉ちゃんが接待系な店や、チェーンのうどん屋、もう一軒は飲食店ですらありませんでした。

 

飲食店ってオープンしてから2年で95%が店を閉めるそうです。少なくとも私が通っていた時は10年以上やっていたお店ばかりのはずで、相当な勝ち組だったはずです。その3軒でもこの5年かそこらが耐えきれなかったという事なんでしょうか。

 

飲食業界の競争の激しさに驚きつつ、想いでの店だっただけにちょっと感傷的になってしまった1日でした。