書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

大山紀行

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仕事で大阪(半分)、京都、兵庫と担当している中、「兵庫と繋がってるし、ついでにいいっしょ」となんか軽いノリで去年の末、出張先の北海道は千歳空港で飛行機に乗る直前に言われてから担当している鳥取。大阪在住の私からしたら距離も遠く(片道350㌔)、そう頻繁に行く訳にも行かず、月に2回程度、米子と鳥取市、後は倉吉とたまに行ってましたが「そういや岡山の担当者に行かした方が早いわ」と今更言い出してビックリしたと言うか。去年の千歳空港のラウンジで必死で言ったし、なんで今更ってホンマにびっくりする展開で。

 
ただそうは言え手放すとなると急に寂しくもなるもので、米子に行く途中、何時も高速から見てその雄大さに驚いていた大山。皆生温泉の砂浜をジョギングしてる時も、海と砂浜のコントラストの中、雲が掛かってる神々しさに見とれていた大山。遂に行ってきました、豪快に仕事をさぼってこっそりと。

 

実際行って良かった、凄くいい。

 

登山とかあまり興味ないのでよくわからないのですが、高い山ってこんな風に頭一つ抜けてドーンってあるんでしょうか?大山は高原にこの大山だけ、むちゃくちゃ目立つというか、そら遠くからでもバッチリ見えるよなという感じ。道も奇麗に整備されていて、紅葉の中気持ちよく上を目指しました。登山口まで行ってお茶飲んで、景色を堪能。じゃあ来た道戻って帰ろうかと思いつつ、ここまで来たら山越えで抜けてしまえと結局更に進むことに。進むとスキー場が出てきたのですが、スキーでも有名な所らしく、まだ雪は降っていないものの、広大な滑走面にやたらデカく長いリフトも圧巻でした。

 

山を越えて反対側に進んだら今度は放牧地。牛は見なかったけど、カーナビでも思いっきり「放牧地」って書いてました、カーナビの表記で放牧地って初めて見た気がする。酪農万歳な風景もとても素敵でした。

 

もっと早く行っときゃ良かったと思いつつ、多分担当交代が話が無ければ先ず行かなかったとも思うので、どのみち大山とは一回きりの縁だったのかもしれません。
兎に角これで「18年ぶりにスピード違反で検挙される」が鳥取の想い出No.1だったところを、大山が塗り替えてくれたので由とします。

 

大山町のHPには「東の富士山、西の大山」とこれまたデカく出たなと最初思いましたが、嘘じゃない。http://www.daisen.jp/kanko/

 

「砂場」以外にも鳥取には大山があるという事で、今後とも鳥取県を、何卒宜しくお願い致します。

富士そば誘致運動

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あの『富士そば』がインバウンド外国人向けのグルメ雑誌、webに『気軽に楽しめる日本の味』で人気があると聞き、世の中どこでどう転ぶかわかんないもんだなと思いました。『富士そば』を含めた立ち食いそば業界にワンチャンあるかもしれない、グルメ雑誌が取材して、煌びやかなお店になって入りにくくなるのは嫌だけど。

 

基本関西で立ち食いそば系のお店、『富士そば』みたいなファーストフードのそば屋って見たことありません(あるんでしょうか?)。「それは関西にそば文化が無いから」と言われそうですが、じゃあ逆に関西では『富士そば』ならぬ『富士うどん』的な店があるかといえば無いし。はなまるうどんとか丸亀製麺的な店は決してあの『富士そば』あたりの醸し出す雰囲気の店じゃないですよね、ファミリー向けじゃない、なんかビジネスパーソン御用達的なあの雰囲気。寧ろ関西人は知らないけど、『山田うどん』という地方チェーンが関東にはありますから、この辺は完敗なんじゃないでしょうか。

 

くたびれたプラスティックのコップに自分で水入れて、これまたヨレたスポンジなんかちょっとはみ出た椅子に座り、前の人が溢した汁とか米粒をきったない雑巾で拭いて、BGMはなんか聞いたこともないマイナー歌手の歌うド演歌の中、そばをかっくらうあの感じ。これ全部わざと『富士そば』が演出してるんじゃないかと思ってしまうぐらいたまんない。「あー、俺は資本家に搾取されるプロレタリアートだなー」とか思いながら、急いで食べる。回転率を上げるための演出だと思います。

 

関西でも需要あると思うんですよね。勿論ちゃんとした店のほうが美味しいんだろうけど、短時間、且つ安く気軽にそばを食べれるのは羨ましくてしょうがない。それでいてあの雰囲気を味わえる富士そばは貴重です。

 

結論、『富士そば』も関西に店出すべきです。『小諸そば』とか『ゆで太郎』でもいいけど。

京都ってあまり好きではありません

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京都って自分の中では栄光と挫折の街です。

 

20年前、社会人になって初めての会社で、京都の支社に配属されて5年ほど頑張った街が京都です。酸いも甘いも味わった街です。1,000人以上の営業の中で、TOP10に選ばれて表彰されたのも京都ですし、その翌年目標とモチベーションを失って病んでしまったのも京都です。その後その会社を退社して、結果的に今いる業界に入れて幸せなのですが、それでも私にとっては複雑な街でした。小さい小さいプライドなのですが、自分にとっては「最後に叩きだされた街」としてどうしても嫌で避けていました。そんなこんなでその後の社会人人生の中では京都に関わる事は無かったのですが、今の会社に入って3年ほど前から京都担当を打診されていました。

 

ウチの業界にとって、東京と京都は別格の場所で、そこを担当できるのは大変光栄なことです。でもその時の思いがあるので拒否してきました。初年度は「やりたいなら任せるよ」と言われて「絶対嫌です」と答えて、2年目は「やってくれないか」と言われて、「なら会社辞めます」と答えて、3年目は「もう決めたから」と言われてしまいました。

 

嫌々1月から担当していて、それでもまあボチボチやっていたのですが、4日間缶詰の仕事があり、その初日に皆でご飯食べて、ホテルに帰る前に一人で歩いて昔いた会社を見に行ってきました。もうその会社は他の場所に移転しているのですが、それでも思い出の場所は以前会社があった場所です。何の変哲の無いビルですけど、私にとっては今でもそらで住所と電話番号を言えるのです。

 

暫くその場所でボーっとして気持ちを改めました。逃げててもしゃーないしねって、ちょっと気持ちを新たにします。

 

避けててた京都が好きになるような生き方が出来れば、人生成功してるってことでしょう。

馴染みの店

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ちょっと大事な人をもてなすことになり困りました。

 

「ウチのなじみの店や、大将頼むで!」なんてカッコいい大人になってないのです。
言い訳をすると、今の仕事柄、自宅から顧客の所に直行直帰、接待なんかないので、そもそも「ええ店」と言うのを知りません。

 

とは言え、「食べログ」とかその手のネットの情報で店を予約するのもやはり違う相手で、困りに困り、無い頭をフル回転させて思いついたのが本町です。5年前に所属していた組織がここにあり、その際色々な店に行っていました。逆に言うと此処しかないぐらいですし、本町と決めて本日下見に行ってきました。

 

いやーまいった、軒並み無くなってました。

 

4件ほど候補があり、一番の本命はちゃんと残っていて良かったのですが、他の3軒はつぶれていました。別に流行りを求めていた店でもないし、味は抜群だし、各々個性的で繁盛もしていた筈なんですけどね。潰れた後はチャラいお姉ちゃんが接待系な店や、チェーンのうどん屋、もう一軒は飲食店ですらありませんでした。

 

飲食店ってオープンしてから2年で95%が店を閉めるそうです。少なくとも私が通っていた時は10年以上やっていたお店ばかりのはずで、相当な勝ち組だったはずです。その3軒でもこの5年かそこらが耐えきれなかったという事なんでしょうか。

 

飲食業界の競争の激しさに驚きつつ、想いでの店だっただけにちょっと感傷的になってしまった1日でした。

ソースカツ丼

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高校生の時に「福井辺りはとんかつをただ御飯の上にのせてカツ丼って言うらしい」と聞いて、んなアホなって思って以来、3年前に学会で福井に行って、まさかそれが本当だったと驚きつつ、その美味しかったこと。

 

別にとんかつを普通に乗せたんじゃなく、ちゃんとそれ用のソースもかかってて、これはまた我々の知るカツ丼とはまた別の美味しいものだと知りました。

 

で、今年のお盆の最後に押しかけた福井の友人に、「カツ丼が喰いたい」と言って連れて行ってもらったのがその筋では有名なヨーロッパ軒と言うところで、ここのカツ丼がまた絶品でした。凄く混んでてソコソコ待ちましたが、待った甲斐がありました、大変おいしゅうございました。

 

相席になったカップルというか、付き合う一歩手前な感じな2人のお兄ちゃんの方が、「大盛で!」とええ格好しいな発言ののち、TVの芸能人が紹介するぐらい凄まじい大盛が来て固まってたのを見つつ、半笑いで美味しいカツ丼を頂いたのでした。

 

因みに福井の方って、我々の言う「卵とじのカツ丼」を頼む時ってなんて言うんでしょうか?