書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

あそこの方々

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ちょっと大きめのスーパーあるじゃないですか。イオンとかより断然ちっさいんだけど、その地域では幾つもチェーン展開してるような、中規模スーパーって言うんでしょうか、そういうとこ。
 
そういうとこって、でっかいスーパーのフードコートのように食事を提供してるスタンドは無いんだけど、20人ぐらいが集えるフリーのスペースがあって、たまに横通ると色んな人いるんです。
 
そのスーパーで買った酒とつまみで昼間っから酒呑んで、なんかよくわかんないんだけど、誰かに聞いて欲しいような感じで独り言言ってるじいさんとか、どこでそんな服売ってるんですか?って聞きたくなるような柄の服を着た、おばちゃんとおばあちゃんの中間ぐらいの人とか、俺みたいな中年で、スーツ着た一見普通のリーマン風、だけど絶対リーマンじゃないオーラで、妙に靴だけ異様に汚かったりする不思議な人とか、何時行っても同じ席に座って、杖を手に持ったまま全然動かなく、ほぼほぼお店のオブジェみたいになってる人とか、Wi-Fi目当てなのか、スマホから1㎜秒も目を離さない、冬でも半袖なインド系っぽい労働者とか、枚挙にいとまがないほど、色んな人がいるんです。
 
見たことないですか?
それは多分、朝とか仕事終わりの夜、又は土日、祝日に行くからです。
不思議と土日はいなくて、平日の昼間だといるんです。
なんかそういう人達なりに、コーナーを設けてくれるスーパーの度量にも配慮してるのかもしれない。
 
とにかく街には、自分の日常では、あまり関わらない種類の人間が実在してるんだなって確認できたし、そういう人と一緒に生きてるんだなって実感したし、そんな社会は結構幸せなんだなって思えたんだけど、そういったスーパーのフードコート的なところが、昨今のアレで軒並み今閉鎖されてるの、今更気が付いたんです。
 
あの人たちは今どこにいるんだろう。
 
バラエティ豊かな方々だけど、なんとなく家に居場所がない感じってのが共通項っぽい、あの人たちは今どにいるんだろう。コロナ禍も落ち着く6月あたりには、あの人達も帰ってくるんだろうか。
 
そのうち暇な平日の昼に俺も行って、訳もなくあのコーナーに座ってみたいと思う。