書くことは娯楽

内省持ち。何時も何か考えてます。会話でなく対話が好き、何時も誰かと対話していたい。内省と対話の結果、自分の中で出来た何かを言語化して残します。プロサラリーマン、プロ営業。バイクとビール好き。

カレー考

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火曜日カレーを外で食ったんです、外食でカレー。偶然その前日の月曜もカレー。これは友達が手作りしてくれた、豆とトマトのカレーで凄く美味しかったけど、今回の話とはまたちょっと趣旨が外れるので別の話。とにかく火曜日、一緒にいた人との成り行き上、選択肢が他になくカレーを外で食べたんです。カレー自体食べたのって、その月曜日除けば2年以上振り。いわゆるココイチで出てくるような、白米にじゃがいも、ニンジン、牛肉な、日本的なカレーでは無く、スパイスの利いたインド的なカレーで、ターメリックライスにルウの掛かってる洒落てるやつ。有名な店らしく、その名に違わず美味かったです。

 

カレーって外で食べない。随分昔、社会人になってちょっとした位の時に偶にココイチに行ったりした位で、20半ばには外で食べないようになった。自分の中で外で食べるものじゃないと思うし、今後も多分それは変わらない。外食でカレーという選択肢はなんか違うというか。

 

家庭で食べるカレーと、そのほかの世の中にあふれてるカレーって別物なんだと思う。でも意外とそういう人って多いんじゃないだろうか、実際、家のカレーと外のカレーは別物なんだって話をして、盛り上がったことも何回もあるし。ただ別物とは思っていても、外のカレーはカレーで美味しく食べる人が殆どで、「カレーは家庭料理原理主義」な俺が特別で少数派なのも自覚してる。

 

筑前煮とか肉じゃがとか、ロールキャベツとかハンバーグとか、ナポリタンスパゲティとか色々好きな物はあるけど、ことカレーに関してだけは家庭料理原理主義意識が強い。ここまで言った以上、自分にとって母親の味がカレーだというのは言い訳出来ないし、するつもりもない。特別なスパイスを使ってたわけじゃないし、普通にその辺に売ってる固形ルウを普通に使ってただけなんだけど、やっぱり俺にとって美味しいカレーって、どこの高級有名店のカレーより母親のカレーなんだなというのは間違いない。

 

小3の頃、遊び疲れて、殆ど寝かけな状態で、何の心配もなく食べたカレーの美味しさは覚えてるし、反抗期の中学生の時も、家族でカレー食べてる時は、自分でも笑いながら食べてたのは忘れてないし、大学受験前のイラついた気持ちで食べつつも、妙に平常心を取り戻せたカレーはやっぱり美味しかった。いろんな料理を作ってもらったし、どれもこれも美味しかったけど、なぜかカレーはセットで思い出がある事が多い。

 

母親が作るカレーが、単体の料理としても美味しいのは美味しいんだけど、やっぱりそういう暖かい家庭での感情とか、雰囲気と一緒に食べるから特別美味しいんだろうし、「カレー=そういう思い」が強くて、外で食べるとそれにノイズが入りそうで、外食のカレーはあまり食べたくないんだろうなって思う。人にはそういう特別な料理があると思うけど、俺はたまたまそれがカレーだったという話。

 

俺の年を考えると、あと何回母親のカレーを食べることが出来るんかなーって、ふと火曜日カレー食べた時に考えてしまった。こういう事言うとマザコン扱いする奴いるかもしれないけど、そんなのどーでもいいわ。